ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム人が言う客車とは?

ベトナム人が少し離れた田舎に帰る場合、バスで帰る人が多数派です。日本のようにインフラが整備されていませんので、長距離の鉄道は利用しにくいですし、路線も限られていますからあまり現実的ではありません。一方バスは路線、本数と充実していたり乗り降りする場所も比較的融通がきくのでよく利用されます。

 

さて、タイトルの通りですが、少し日本語が分かるベトナム人に日本語でどうやって田舎へ帰るかと聞いてみると、「客車で帰ります」と答える場面に出くわすことがしばしばあります。客車…日本では最近言われていないと思いますが、私が「バスですか?」と聞き返すと「いいえ、自動車です」という返事が来ます。

 

まず客車とは日本語で何ぞやというところからですが、一般的に客車とは旅客を運ぶ鉄道車両のことをさすようです。しかしここで言うベトナム人は自動車とも言っているので、少なくとも上記の語義にあたる乗り物ではないことは確かです。

まあ私の中でも大体なんで帰っているか予想はついているので、画像を見せて「これのこと?」と聞いてみました。

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答えは「イエス!」。それはバスだろうという私の心の中でのツッコミは置いといて、そもそも何でこんな言い間違いになってしまったのかを考察します。

 

まずこの手の乗り物はベトナム語で「xe khách」と言います。 xe=乗り物、 khach=客という意味なので、例のベトナム人はこれを直訳したのでしょう。「xe khách」は日本でいう長距離バスと解釈すればいいかと思います。一方バスは「xe buýt」と訳されますが、ベトナム語でこの言葉を指す意味は市内を走る路線バスと考えられるようです。

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外国語同士の互換性はその言語によって変わってきますが、そういうことを知ることができたいい経験でした。こんな機会がなければ私が「客車」という日本語の正確な意味を知る機会もなかったかと思います。