ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの家庭にある木製家具

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ベトナム人の家庭にお邪魔すると客間でよく見かける上の写真の家具。結構な値段がするもので、職人が一つずつ手作りで作るようなので、10万円~100万円近くします。木の材質も変わることのない最高品質のものを使っているので、文字通り一生ものの家具なんです。

 

しかしこの家具、使い勝手はというと正直よくありません。見ても分かると思いますがカチカチなんで長時間座るのはキツイですし、ソファーじゃないの寝転がるにも不便です。なので若い人には高いだけで実用性が低いと敬遠されているのが現状です。

しかし50代以上の人からは大変支持されており、この重厚感がたまらないようです。新築や改築をした際に思い切って購入する人もおり、収入に見合っていなくても見栄を張って購入をするオジサンも多いと聞きます。人を招く際に客間にこの家具が合ったら誇らしいといったところでしょうかね。

 

ただ若い人からはこういった「いかにも木」というデザインの家具は好まれません。若い人を家に招いてもこの家具に感動する人は少ないでしょうから、恐らく需要もこれから減っていくのではと思われます。

 

因みにベトナムでも若い世代からは欧米様式の内装が人気があります。日本でもIKEAのようなデザインの家具が少し前から普及していますが、こちらでもその手のデザインは人気が上がっています。しかし一般的な家具よりも多少値が張ることと、そういったデザインの家具が似合う家に住める人はまだ限られているので、すべての若者に普及するにはもう少し時間がかかりそうです。

 

またハノイやホーチミンのような都市部ならともかく、地方ではそのようなデザインの家具を取り扱う店自体がないところも多いので、田舎へ行けば行くほど昔からある伝統的なスタイルの家具しか選択肢がないという事情もあります。

 

そういったことからベトナム人が自分好みのインテリアをそろえることができるのは当分先のことと言えそうです。